使えないプラスチックが多いドイツ
ドイツは環境大国だと自負しているドイツ人は多い。そう信じている日本人も多い。
ミーもドイツに移住する前はそう思っていたが、今は案外そうでもないんじゃないかと感じている。
なぜならドイツのプラスチック商品は、その質があまりにも悪い。
日本では当然と言っていいほど、口にするものだったり、子供のおもちゃ類はBPAフリーとなっているが、ドイツは表記されてないことが多い。例えば水筒。スポーツでの使用は落としたり衝撃に耐えるものが良いためプラスチック製が便利なのだが、ドイツ製はBPAフリーとなっていても、非常にプラスチックの匂いが臭い水筒が多いのだ。
夏休みに末っ子ファビアンが、小学生対象のサッカーキャンプに参加した時に、参加特典としてプラスチック製の水筒をもらったのだが、それが恐ろしく臭く、水を入れて飲むと吐きそうなくらい化学物質の味がした。体に悪いし水も美味しくもないので即ゴミ箱行きとなった。
また長女カナが自転車を購入した際に、プレゼントとしてもらった水筒も同じ理由で即廃棄。
こういった購入したり頂いたプラスチック商品を、使用不可能で廃棄した量は、我が家の場合は日本に住んでいた時よりもドイツの方が圧倒的に多い。プラスチック商品の質がすこぶる悪いのだ!
- 何か購入した際に入れてもらうプラスチック袋は、穴が開いてることが多くて家庭用ゴミ袋として再活用できない。
- 食品用保存用のラップもグチャグチャになりやすく無駄ゴミとなる。
- 野菜をパッキングしているプラスチックはすぐに破けて保存用として使用できない。
などなど・・・。
このプラゴミはどこへ行く?一般ゴミとして焼かれるか、リサイクルしてまた新たな使えないプラ商品を作るのか。
もちろんプラスチックを使わない選択肢が多く、リサイクルに対する意識も高いドイツは素晴らしいと思う。ただしプラスチックが避けられない商品は、長く使える強度で健康に害の少ないものを販売することも、環境大国と謳いたいなら必要なのではないか?とミーは思ってしまうのだ。